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玩具レビュー タケヤ式自在置物 王蟲

「腐海」を統べる賢者

竹谷自在置物 王蟲 (1)

今回の玩具レビューは千値練 タケヤ式自在置物シリーズより「王蟲」です。発売日は2020年4月。

「タケヤ式自在置物」は造形作家、竹谷隆之氏が手掛ける可動フィギュアブランドです。竹谷隆之氏の造形は緻密さとダイナミック性を兼ね備えた作品が多く、同ブランドでは過去に「龍」「麒麟」等、芸術性の高いモデルを展開。また、「風神」「雷神」等の動く仏像シリーズでも話題を呼びました。

「王蟲」は1984年に公開された、宮崎駿監督のアニメーション映画『風の谷のナウシカ』に登場するキャラクターです。
『風の谷のナウシカ』の作品概要に関しては、以前公開した「玩具レビュー 想造ガレリア メーヴェ&ナウシカ[Full Action Ver.]」の記事にて触れていますので、そちらを参考にして頂けると嬉しく思います。

「玩具レビュー 想造ガレリア メーヴェ&ナウシカ[Full Action Ver.]」の記事はこちら

「王蟲」は腐海に生息する「蟲」と呼ばれる生物の1種として登場しました。王蟲は蟲の中でも特に巨大となる種であり、脱皮を繰り返すことで体長は最大80メートルにまで達します。構造はダンゴムシ型で、14個の眼と多数の歩脚が特徴となっています。特に眼は王蟲の感情等を外部に伝える器官としても機能しており、通常は青色をしていますが、怒り狂った際は赤色に変色。また、気絶した際などは灰色に変化します。外殻は非常に堅牢かつ弾性に優れ、抜け殻は戦闘機(ガンシップ)の装甲や風防などに使用されています。劇中では王蟲の殻から鍛え上げられた「ユパの剣」はセラミック装甲さえも切り裂くと言われています。口腔内には治癒能力を有する触手を複数備えており、その効力は種族間を超えて作用します。主食は腐海に生息する植物「ムシゴヤシ」
王蟲最大の特徴として、高い知能や特殊能力を有している点が挙げられます。種全体で意識を共有するコミュニケーション能力を持ち、思いやりや慈しみといった感情を持ち合わせています。反面、怒りや憎しみの感情も持っており、種の危機等により怒り狂った場合は群れで全てを押し潰す攻撃性を露わにします。高い知性により腐海世界の主として君臨しており、多種の蟲に指令を出したり、行動を抑制するといった場面も見られています。また、テレパシーを使う事で人間に意思を伝える事も可能。

今回ご紹介する玩具は、全国で順次開催されている「ジブリの大博覧会」の1エリア、「王蟲の世界」で展示された巨大王蟲ジオラマのミニチュアとしての側面も持っています。私自身、盛岡会場で実物を拝見しております。

「玩具野郎活動日報 ジブリの大博覧会 in 盛岡」の記事はこちら

非常に精巧でリアルな作りの為、などが苦手な方は今回の記事を読むのは遠慮いただけますよう、ここで警告とさせて頂きます。
大丈夫!と言う方は是非最後まで読んで頂けると嬉しく思います。



全身図
竹谷自在置物 王蟲 (2)

竹谷自在置物 王蟲 (3)

竹谷自在置物 王蟲 (4)

山のようなシルエットや段状になっている関節部など、劇中の王蟲を忠実に立体化されています。頭部の顎や100本渡る脚部も存在感を発していますね。

各部アップ
竹谷自在置物 王蟲 (7)

竹谷自在置物 王蟲 (8)

竹谷自在置物 王蟲 (9)

竹谷自在置物 王蟲 (10)

竹谷自在置物 王蟲 (11)

王蟲の特徴である14個の眼はすべてクリアパーツで作られています。光を反射して輝き、非常に深みのある部分となっています。甲殻部も繊細な造形が施され、岩肌のような質感となっています。
スタジオジブリ完全監修という事で、劇中では見る事が出来ない腹部側も細かな造形や塗装が施されています。

ギミック
竹谷自在置物 王蟲 (19)

竹谷自在置物 王蟲 (21)

眼は反転させる事で青色から赤色に変化させることが出来ます。14個の眼、全てに同様のギミックが搭載されています。

大きさ比較
竹谷自在置物 王蟲 (16)

いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。単体で見ると感じませんが、実はそれほど大きな玩具ではありません。

竹谷自在置物 王蟲 (17)

今回は「想造ガレリア メーヴェ&ナウシカ[Full Action Ver.]」に付属のナウシカフィギュアとも比較。スケール感的には劇中のどのシーンとも合わない感じですが、並べる事で作品の雰囲気は出ると思います。

可動
竹谷自在置物 王蟲 (5)

竹谷自在置物 王蟲 (6)

竹谷自在置物 王蟲 (14)

可動に関しては上記写真の通り、体全体を大きく伸縮する事が出来、身体を上に逸らせたり、左右に曲げる事も出来ます。
脚部はボールジョイントをはじめとした関節が多用され、様々な表現をすることが出来ます。

以下、写真を何枚か。
※一部写真には別売りの「魂ステージ」を使用しています。


竹谷自在置物 王蟲 (12)

竹谷自在置物 王蟲 (13)

竹谷自在置物 王蟲 (15)

竹谷自在置物 王蟲 (20)

竹谷自在置物 王蟲 (22)

竹谷自在置物 王蟲 (23)

竹谷自在置物 王蟲 (24)

竹谷自在置物 王蟲 (18)


以上、千値練 タケヤ式自在置物シリーズより「王蟲」のレビューでした。
非常に精巧な作りで、アニメ劇中の王蟲がそのまま飛び出してきたようなリアルさと迫力を感じます。ギミックとしては差し替え無しで眼色の変更が出来るのも面白く、眼色が変わるだけでかなり全体の印象が変わるのも興味深いです。可動に関しても王蟲と言うキャラクターとしては十分過ぎる程の関節機構を備えており、ワキワキと動かして遊ぶことが出来ます。ただ、この可動機構により非常に繊細な取り扱いが必要なのも事実です。設地する部分である脚部に極小の軸関節やボールジョイントが集中しているので、フィギュアを置く際は関節が変な方向に曲がっていないか、置くことによって部分的にテンションがかからないかを見極める必要があります。また、つい絨毯などに置いてしまうと鋭利な脚部に絨毯が絡まってしまい、脚部が取れたり、最悪破損の危険性も想像できます。瞳の回転ギミックも軽くロックされるだけでちょっと触れるとズレてしまうので、人によってはストレスに感じてしまうかもしれません。
総じて、決して扱いやすい玩具ではありませんが、ナウシカファンや王蟲ファンにとっては決定版と呼べるフィギュアなのではないかと思います。私にとっては「ジブリの大博覧会」で見た特大王蟲ジオラマの感動を思い出すことが出来る素晴らしい玩具となっています。

竹谷自在置物 王蟲 (25)

ナウシカの既存フィギュアとはスケール感が合いませんが、エリスと組み合わせるとこれはこれで世界が出来上がりますね。

「優しく澄んだ瞳…純粋な子なのが伝わって来ますね+.(*'v`*)+」

竹谷自在置物 王蟲 (26)

「私がナウシカさんになったみたいです♪」

竹谷自在置物 王蟲 (27)

「うちの玩具箱にはいろんな子達が居ますけど、王蟲さんも仲良くしてあげて下さいね?怒っちゃダメですよ?」

それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します( ̄^ ̄)ゞ



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Comments 8

ぬくぬく先生 

映画のワンシーンを思い出させますね・・

ナウシカは私が高校の頃に映画化されていて、すでにその頃から大変な評判と評価を受けていましたけど、
あれから既に相当な歳月が流れているのに、映画自体は地上波で年に一度ぐらいは放映されていますし、
原作自体は結構最近まで長期間続いていた事も驚異的といえそうです。

王蟲・・なつかしいですね・・

映画の中でも幼女の頃のナウシカが成虫になる前の王蟲をかばっていたシーンとか、映画のクライマックスでの
王蟲の大群が風の谷に襲い掛かるシーンも大変印象的でした。
あの映画のグッズと言うというまでもなくナウシカなのですけど、王蟲自体がこうやってかなり精緻に作られている事自体
驚きとしかいいようがないですし、
来月、6月4日は「虫の日」という事でむしろ時節ネタとしてはいいタイミングといえそうです。

時節的とい言えば、この新型コロナウイルスという未知の感染症の猛威が続いている中、東方のヤマメの能力は
「病気(特に感染症)を操る程度の能力」というのは今年に関しては全然シャレにならないのかもしれないです・・

2020-05-23 (Sat) 23:38 | EDIT | REPLY |   

ごにぎり

Re: 映画のワンシーンを思い出させますね・・

ぬくぬく先生様、いつもコメントありがとうございます(^^♪

ナウシカは劇場公開されてから既に30年以上の月日が流れていますが、未だに多くのファンを持つ偉大な作品です。
おっしゃる通り、今では金曜ロードショーの常連といったイメージがありますね(^^♪

王蟲は劇中でも非常に印象深いキャラクターで、ナウシカの世界観を体現している存在だと思っています。
穏やかな時の偉大さや、怒り狂った時の恐怖感など、様々な感情を与えてくれる存在でした。今思えば自然と近い存在なのかもしれませんね。
そんな王蟲が非常に精巧なフィギュアとして発売されるとは…良い時代になったもんです(^^♪

2020-05-24 (Sun) 00:37 | EDIT | REPLY |   

いぬふりゃ☆

こんにちは。

おお~…これはかなりリアルに出来ていますね。
ナウシカの登場キャラクター…もう公開からン十年経ちますがまだ人気ありますもんね。
中でも王蟲は特に人気が高いと思うのですけれど、
それを今の最新技術で再現…という所がポイント高いですよね。
僕はハーモニカをたしなむ時がありますが「風の伝説」なら吹く事が出来ます。(#^^#)
他にアニメの楽曲でしたら「小さな船乗り」など…外国に居た時になどに吹いてた記憶があります。

現在製作中のプラモなかなかに手ごたえがあります。
やっと機体が出来ましたのでこれから一旦クリアを吹いて、それからデカールなんですが…
このデカールがまた地獄を見れそうです(汗)

2020-05-24 (Sun) 08:32 | EDIT | REPLY |   

ひで郎

こんばんは!
王蟲だーヾ(*´∀`*)ノ
これ、私も欲しかったのですが予算的に断念いたしました^^;
何故か私が行くメガネ屋に、この王蟲が4体も置いてあります。実物リアルですね。
それと巨神兵の頭も飾ってあります。高そうな箱には「天空の城ラピュタ ロボット兵」見た事無いタイプ
メガネ屋の店員(若い女性)の私物らしいですが、趣味に共感を覚えました。
メインは、スパイダーマンらしいです。
身近にも玩具仲間がいるんだと思った一見でしたww

2020-05-24 (Sun) 21:01 | EDIT | REPLY |   

ごにぎり

Re: タイトルなし

いぬふりゃ☆様、いつもコメントありがとうございます(^^♪

今回ご紹介した王蟲の造形師は非常に有名な竹谷氏なので、完成度は折り紙付きです(*^^*)
過去にイベントで巨大な王蟲を観てきましたが、まさにそのジオラマをそのまま小さくしたような素晴らしい完成度でした。
「風の伝説」は作品を代表する名曲ですね。それをハーモニカで、世界で吹いていたとは…流石です!

模型の進捗はいつも楽しみに拝見しております。私も今1つ積んでいたキットを作っているのですが、これもまたちょっとやりにくい部分が…。苦労も模型作りの楽しみだったりしますし、お互い楽しく苦難に立ち向かいましょう(^^♪

2020-05-25 (Mon) 01:09 | EDIT | REPLY |   

ごにぎり

Re: タイトルなし

ひで郎様、いつもコメントありがとうございます(^^♪

今回は私も楽しみにしていた王蟲のレビューです。ショップにはもう少し早く到着していたのですが、他の玩具と同時梱包をお願いしていたので到着が遅くなっていました。
この王蟲、3万越えなので私もかなり悩んだのですが、意を決して購入しました!4体も置いてあるということは10万越え…恐ろしい!
ロボット兵やスパイダーマンは私も好きなキャラクターなので、店員さんとは是非お話ししてみたいです(^^♪

2020-05-25 (Mon) 01:17 | EDIT | REPLY |   

ミドリノマッキー

うおー、王蟲だ。
ただの塊かと思っていたけど、ちゃんとフィギアになるんですね。
しかも作りが精巧で、しっかりしてる。
映画では襲い来るシーンが際立っていたので悪役イメージ。
ナウシカと意思が通じてホッとしたことを思い出しました。
王蟲って元来、大人しくて優しいんですね。
いつでも青い目をしていて欲しいものです。でも、それも人間次第か。

2020-05-25 (Mon) 09:45 | EDIT | REPLY |   

ごにぎり

Re: タイトルなし

ミドリノマッキー様、いつもコメントありがとうございます(^^♪

今回ご紹介したフィギュアは非常に精巧な作りですが、実はしっかりと可動するところが魅力です(^^♪
王蟲は劇中で怒りのシーンが印象的のキャラクターですが、本来は温和な蟲です。王蟲が怒る時はほぼ人間側に原因があります。王蟲と言う存在は自然の代弁者と言うのが私の印象です。ナウシカと言う作品を通して伝えたいメッセージなんでしょうね。

2020-05-26 (Tue) 00:32 | EDIT | REPLY |   

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